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2022年12月 4日 (日)

哀悼 Neutral Racing Service 橋本 武彦

藤原君のブログで追悼記事が上がってますが、私も少なからず橋本さんと仲がありましたので言葉を残しておこうかなと。

また、橋本さんのセカンドフレームと思しきエクタープロトンを譲り受け、そこからちょっぴり橋本さんに想いを馳せる事もあって。そんなもん仲間内で言えばええやんか、という向きもあるとは思いますが、このブログは橋本さんに繋がった重要な要素だったりもして、せっかくだから当時風に自転車を通じたブログ記事という形を残したいなというエゴもあったりで。

 

正直、今の自分の生活を支える礎となった何かのうち、それなりの割合を橋本さんが占めるよなぁ、という感謝もあります。直接的な何かという訳でもないんですが、でも確実に重要な基礎のどこかにあるというか、そういう感覚です。

 

当時はオフ会なんてものがメジャーではなく、SNSも今ほど一般に浸透しておらず、ことマニアックな世界ではブログが大きな力を持っていました。今振り返っても不思議な体験でしたが、あけおす会長(彼も今大躍進を遂げています)の主導で"自転車オフ会"なるものが実施されて。そこでお会いしたのが初めてかな。当時は有名ショップの中の人と個人レベルで会うなんて考えられませんでした。藤原君と違って、近年は個人的な親交というのはありませんでしたが、SNSを通じてお互い「ほう彼は今そんな感じなのか」くらいの認知はしていたよなと。もしお会いする機会があれば「橋本さんのおかげで今こんなですわはっはっは」みたいな感謝の仕方はしてたかなと思います。

亡くなったのは私が関西に移住する3週ほど前です。惜しいというか何というか。

 

さて、当時風にちゃんと自転車の事を書きましょう。

こちらが件のエクターです。

Img_7945

とりあえず仮組。

事故車という噂もありましたが、BBスレッド内に塗装が載ってたしエンドのハブ当たり面も塗膜バッチリでしたので、サラだと思われます。

フレームはDi2専用だったので、新たに67di2を用意しました。久々のシマノ製品です。長らくカンパ信者でしたので手を出してませんでしたが、実はこれが初Di2で、良いお勉強になりました。感情を殺して殺伐と乗るならDi2が良いですね、変速する事だけに集中したマシーンですねこれ。無味無臭。

 

それは良いとして、実はこれが1年半以上もの間、この記事を公開できなかった理由でもあるのですが、ホイール等のアセンブリ・・・これが難儀しました。そう、乗りこなせずにパッとした内容になってなかったのです。

 

橋本さんならSUPER ENVE で乗るだろうと思い、写真のコリマはもちろん、SUPER ENVEに似た(写真が載せられない)カーボンチューブラーを履いて様子を見ました。40mm前後のハイトでフロントラジアル、リアは両側タンジェント、台湾系のエアロステンレススポーク1.8mm相当で組まれた物品です。リム重量はENVEと遜色無く、スポークもsapimのcx-rayに近いプロファイルです。ハブが通常品なので、SUPER ENVE のアメクラのようなハイローではありません。が、SUPER ENVE はラジアルタンジェントだったはずなので、ある程度イーブンな剛性に落ち着いていると思います。そのようなホイールを履いて乗るのですが・・・んんん?と。

 

とても正直に書くと、進まない上に乗り心地がすこぶる悪い。鉄のオーダー車は過去にちらほら乗りましたが、その中でもかなり”キワ”にある逸品ですこれ。鉄フレームは、同じバテッド管でも切り出す位置によって大きく特性が変わります。くにゃくにゃの優しいものから、バキバキの一枚岩まで、0.8-0.5-0.8㎜などの普通の管でもびっくりするくらい性格が変わる事を体で知っています。

これ・・・おそらく六甲スペシャルになってます。下りをきっちり攻めるための。そして短期ヒルクラでごりごり登る用の。橋本さんスゲーなー、と。これ乗るのかと感心しました。ハンドリングも超クイック。ストレートフォークだからとかそういうのではなく、トレールが短い。キャスターはそれなりに深いような気はします。総じて、めちゃくちゃ癖がある。これは乗りこなすのが大変だぞ、という類のやつです。

で、そんな状態でずっと乗る訳にもいかず、どうにか自分にフィットさせようとします。

Img_3338

ユーラスを履いてみたり、クランクがあかんのちゃうか?とSRAM REDに変えてみたり、

Img_5729

もっとディープなホイールにしてみたり。タイヤも25cから32cまでの様々なものを試しました。

 

しかしなーんか乗りこなせない。こんな気難しいフレームは初めてかもです。COLNAGO MIXに乗った時に近いかな。なんじゃこりゃ・・どう乗ったら良いの・・ってなるやつ。たま~に狭いスポットで輝く時が一瞬あるんですが、うわぁさっきの良かったなぁ、で再現がしにくいアレです。クルマに没頭するようになって自分の脚力も落ちてるのが原因かもしれません。もともとそんな脚無いっちゃ無いですが。

 

で、もうどうにもならん、根本的に何か変えねば!と足掻いた結果、「これだ」と落ち着いたのが・・・ピストです。手組28Hプレーンスポーク。リムはKINLINか何かの重そうな30mmディープ。

Img_9788Img_9787

より乗り心地を求めフロントはグラベルキングを履いたり何だりしてましたが、今は前後ともスリックで落ち着いてます。

という訳で、ここ最近はずっとピストで乗ってます。見違えるように乗りやすくなりました。

 

自分の体力や脚力でこのフレームに乗ろうとすると、これが一番合うようです。またこの1/8チェーンの高効率高剛性が、このフレームにきっちりマッチするようで。フレームのガッチリ感にドライブトレインが負けないというか。ハンドルも敢えてフラットです。この敏感なジオメトリを抑え込むための。ここまでやってようやく橋本さんの近くに来たような、そんな感じですね。ほんとよくこんな玄人設計に乗ってたなあの人は・・笑

 

という事で、私なりの追悼のつもりですが、フレームはシバき倒させて頂きます。

ずっと用意できなかった溶接設備もようやく来年の3月頃には整う予定ですし、CFRP技術は元々あるし、もし壊れても直しながら乗っていきます。そう、Basso Viperのように。お空から気が向いた時にちらりと見てもらえると嬉しいですね。

という事で、いつもの台詞で〆ます。

ではまた。

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コメント

おはようございます ご無沙汰です
橋本君が亡くなり早いもので年が明けると 2年になりますね 私が国体の監督をしていた頃の選手で思い出す事は幾つも有ります

NRS がワンルームマンションで人に知れずにやっていた頃や 初めて店舗を構えた時は私が彼の店に洗車用の水道を開店祝いに工事したり その後店舗を移転し、頑張っていましたね

橋本君が乗っていた薄いブルーのエクタータープロトンは 私の保存している画像では 2016年2月頃から登場します
フレームのヘッドに白の抜き色 そこはこれと同じなのですが 当時はフロントフォークがクロモリのストレート シートチューブの上部に カイセイのシール シートステーの蓋に NRS のシールが貼って有りました
見た感じですが ハンガーがもう少し深くこれほど浅くは無い気がします

その後、フレームに抜き色が無く 白いカーボンフォークを使ったフレームに移行して行ったと思います

その辺りから見比べると 今回紹介されているフレームは全く別物なんでしょうね

彼のお店だった所は今でもたまに見に行っています。

Kinoさん

橋本さんの監督・・!でいらしたんですね、確か以前もどこかでそう伺ったような記憶がありますが忘れておりました。しかも初店舗の水道はKinoさんが工事されたと!そこまで深いご関係だったとは。
フレームの特徴もありがとうございます。そこまで特徴が外れているという事は、橋本さん仕様のものではないのかもしれませんね。(おそらくKinoさんもご存知の通り)色々なゴタゴタの中で譲り受けたので、出自がよく分かっていなかったのです。
文中にある通り、かなり特徴のある乗り味でしたし、NRSネームも塗装の下に入ってますので、きっと橋本さんのチューニングが入っているだろうと信じてやまないのですが、ほんの少し残念ですね。ただ、乗り続けようとは思っています。

kasteさん 返信を有り難うございます
昨夜、橋本君と懇意にしていた知人達と話す機会が有り 彼のフレームについても聞いてみました
彼の店に良く出入りしていた知人の話しでは フレームの塗装のやり変えをしていたと言っていたので
今回 kasteさんがここに上げられている写真の物は その可能性が充分有りますね

Kinoさん
わお、ご確認ありがとうございます。その可能性を信じさせて頂きます・・・!
この乗りこなしにくさ、なんだか温かみというか、こう、何か想わせるものがあって。大事に乗っていこうと思います。

>>kinoさん
ご無沙汰しております。橋本さん亡き後、僕は溜まっていた仕事や奥さんのフォローを行いましたが、その後も色々大変だったと聞いております。色々と尽力してくださった事は想像に難くなく、ありがとうございます。オンラインでは出来ない話が沢山ありますので、kinoさんにお時間作って頂けるようであればコロナがある程度落ち着いた頃に一度ご挨拶に伺いたいと思っております。

>>カステ
既に伝えてありますが、僕の記憶が鮮明に残っている間にチラッと僕が聞いた話を書いておきます。
事故に合い、パイプ差し替え修理からの再塗装を行ったと聞いています。フォークはENVEフォークを差して使っており、そのENVEフォークは僕のブログに掲載されているフレームに移植したようです。僕が知る限り水色エクターは2本あり、Mk1がリビルドされて保管されておりカステの元へ、Mk2は奥さんのご自宅で固定トレーナーに載っているはずです。

藤原君
サンクス。確証無い情報だとして聞いた記憶があるけど、Kinoさんの情報も考慮すると本当っぽいなぁという気がするね。ENVEやMk2の話も聞いたっけな、記憶から抜けてたよ、補足サンクス。

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