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2021年11月 2日 (火)

Peugeot プジョー 306 XSi 試乗記

クルマや自転車関係で感動した時、心が揺り動かされた時、は可能な限りブログを書こうと思っています。良い事が色々あるから。

「ラブソングなんて歌ってみる時、必ず目当ての誰かが居たような」という歌詞がありますが、ブログも似たようなとこがあって。何が言いたいかというと、文体を都度都度変えてます。未来の自分を宛にする時や楽しい仲間たち向けて書く時は口語調。お世話になってる人や尊敬する方や感謝すべき仲間に向けて書く時は文語というかある程度丁寧な語尾にしています。今回は後者です。

 

という事で今回はプジョーについて。人生で一番最初に所有したクルマがプジョーです。その繋がりでとても嬉しい事に仲間が増えました。そのことはこの記事にも書いてます。

様々な事があり、先ほどの記事に出てくるオーナーさんは結局今(プジョーとしては)206と306をお持ちです。ひょんな事からこの306を運転させて頂きました。とてもとてもとても感動したので備忘録として残しておこうと思います。(自分の206もこうやって記録に残しておけば良かった・・・)

 

イタフラ乗りにはこだわりの強い方が多いのであまり変な事は書けないなと思う反面、インターネッツにはむしろ全然情報が転がってなくてびっくりしました。とても気に入ったクルマなので書籍も買おうとざっくり探したのですが、皆無ですね皆無。本当に無いです。

写真もあまり豊富に転がっているわけではないのでインターネットの海に流しておきます。

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とにかく美しいクルマです。自分の好みドンピシャ。ピニンファリーナの意匠デザインによるボディワークは登場から20年以上経つ今見ても心に響く線と面の造り込みが見て取れます。シンプルな線と面で表情を作るクルマが少なくなった現代、より存在が際立ちます。こういうクルマ大好き。

 

内装の写真はもっと撮れば良かったんですが、この2枚しかありません。また撮ってきます。

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さて、この個体ですが、N5型の5ドアでXSiグレード、なはずです。年式は調べてません。97年くらいでしょうか。(追記: 2001年製だそうです。しかも走行7万キロ以下の極上車。ほぼ新車ですね)

306にはS16, XSi, Style,と大きく分けて3つのグレードがあり、S16はスポーツグレード、XSiは少し上質なグレード?といったところでしょうか。ベースに近いものがStyleで、こちらは1.8リッターを積むようです。StyleやXSiの中にも様々パッケージのバリエーションがあるようです。Maxiというラリーベースのものもあるとかないとか?(よく知らない)

 

この個体は、電動サンルーフ付きの5MTで、Egは4発2リッター、たぶん130馬力でトルクは19kgm弱です。新車価格は260万円~。1695mmの超絶扱いやすい車幅と、4030mmのこれまた丁度良い全長で、箱としては日本で乗るにおそらく最高のアスペクトとなってます。車重は1180kgと重くもなく軽くもなく。(追記: これ、車格の割には重いですね。実はそれがボディ剛性を生んでいて、だから猫足になるんだという記事も見かけました。ボディがしっかりしてると下にも書いてますが、その記事が正しければ見立ては合っていたようです)タイヤは前後195/55r15というこれまた選びやすいサイズ。この個体はREGNOを履いていました。ホイールはこれ純正だと思うんですが、逆ゾリでほんのりツラ出てます。車高も丁度良く、正直エクステリアは弄る部分が無いですね。

 

ボディカラーはチャイナブルー。写真で見て取れるように、秋晴れの岡山で乗るととってもハッピーな気分になれる良い色です。

さて、スペックはこの程度で。数字だけ見るとただの乗用車に見えると思います。

 

 

欧州車はまず座るとこから。

即ち、椅子とハンドルと周辺の内装のディメンジョンを毎度チェックします。FFの乗用車だからか、椅子の高さはそこそこあって、膝はしっかり曲がります。ハンドルは若干寝ておりFFを感じる角度。ただこの椅子背面のプロファイルがやはり欧州車。この柔らかさや弾力感を評価される声もありますが、感度としてはプロファイルにあると思うんです。とにかく欧州車は背中のカーブが人間用になっている。国産はこの令和の時代になってもなかなか追いついてきてくれません。他社分析など血の滲む思いで労働者がやっているはずですが、設計に生きないのは何故でしょう・・・?(とは言え、一部国産車も良いものはちらほら出てきましたね)

 

それからハンドルの位置。さすがに後輪駆動のスポーツタイプ車のように肩の位置にハンドルトップという訳にはいきませんが、それでも許容範囲にしっかり来ます。テレスコもチルトも付いてます。流石です。FFだからか、シフトが生える位置は少し低めですが、レバーが長く自然な位置にノブがあります。長いレバーの割りにはストロークが大きくなく丁度良い範囲になっています。

 

エンジンを掛けます。

特に不具合もなく始動補正から冷間補正に入り、じんわりと回転が落ち着いていきます。この個体はおそらく純正マフラーでして、派手なサウンドは無いものの、しっとりフロアに伝わる4発の振動が心地良いです。アイドル時も横置きにありがちな周波数低めの不快な振動はなく、縦置きのような細かい波がフロアを伝って体に入ってきます。

 

クラッチをつなぎます。

ここでフランスを感じました。クラッチがとても重い、のは良いんですが、フリクションが非線形で半クラミートがなかなか難しい。まぁ、些細な事です。ちゃんと繋がって前に進んでくれるんですから。

 

3000まで回して2速へ。また3000まで回して3速へ。岡山の空いた道路でもだいたい4速までしか使わないギア比です。さすが欧州車。

シフトはスコスコ入ります。流石に縦置きミッションと違ってワイヤー引きなのでカチカチ感は無いですが、ぐにゃぐにゃ感は皆無です。

1500~2000程度の低回転でもモリモリトルクがあってとても街乗りはしやすく、前述の難しいクラッチミートを多少ミスしてもエンストはしません。

 

ひらけたところで4~5000回転まで回してみます。変にトルクが立ち上がる事もなくスルスルと綺麗に回りました。エンジンがゴロついたりする事もなく、静かに、それでいて綺麗な音を奏でてくれます。他人には書いて伝わるか分かりませんが、きっと未来の自分には伝わるので文字にしておくと、細かいサラサラした音の粒が、管の中を滑り出ていくような。澄んだ音と言えば一言で済みますが、この綺麗な粒感が好きなのです。RB26の音の粒のサラサラ度に似てます。306は4発ですしおそらく凝ったエキマニでは無いはずですし、スペックからするとカムプロファイルも普遍的なものと思います。圧縮が10.4程度とほんのり高めですがこれが原因でしょうか?何故この綺麗な音になるのかよく分かりませんが、純正マフラーのままが良いな、と思うクルマの一つです。

 

そんな綺麗な音を聞きながら岡山の美しい農道を走り進めます。そして気付くのですが、”マンホールを踏みに行っている”のです。足の良いクルマはいつもそうです。段差を見つけて踏みにいってしまうのです。

このクルマ、なんともしっとりと段差を超えるんです。稲田大二郎が言う「(硬い中にもある)スポーツカーの乗り心地の良さ」とは違います。きちんと柔らかく、それでいて芯を残した往なし方をするんです。自転車で言うとTime VXRSをもっともっと上品にした感じです。写真で見て分かる通り、タイヤとフェンダーの隙間はそれほどありません。どころか、車高はこれ低い分類になると思うのですが、どこにそんなストロークがあるんでしょうか。ストロークは感じますが、ぼよんぼよん、ふわふわ、してるわけではないんです。芯がしっかりとあるんです。

 

そしておそらくボディの剛性もよろしいです。ペラいとおっしゃる方もありますが、ペラいボディなら軋むと思いませんか。内装類まったく音を出しません。ばたんばたんと大きく雑な振動もありません。本当にこれはプジョーなんでしょうか。

窓を全て閉めると分かりますが、閉まる瞬間に「しゅんっ」となる、まるで近代ドイツ車のような静粛性を持ってます。その状態で走ると純正マフラーの静かさのおかげだけではない静寂な空間が作られます。これは本当にプジョーなんでしょうか。

そう言えば、ドアはずっしり重く、閉まる音も重厚でした。あれはヒンジの動きが渋いんじゃなくて、本当に重いんでしょうね。

 

少しペースアップして曲がりくねった道をパッセンジャーが不快にならない程度の快適速度でハンドルを切ってみます。

ここでまた驚きます。姿勢がびっちり決まります。荷重がじっとり乗ります。外輪に外乱が入ってもストロークします。DG-5を思い出す懐の深さです。重心が低い事も手伝って、レーンチェンジ的な動きをしてもゆらゆら振られる事はありません。自分の乗っていた206では全く考えられない動きです。

 

206が猫足だとずっと思ってましたが、こちらが本物なんですね。他の方の言葉も借りると、306が”最後の猫足”だと。最後という事は最初があったはずですが、いわゆる猫足シリーズってどんなラインナップなんでしょうね。気になる・・・

とにかく乗り心地が良く、それでいてふらふらしておらず芯が通っている。これが猫足なんですね。文字で書くとなんだか薄っぺらく感じますが、これで良いのです。この文章で乗った時の感動がしっかりと蘇るのです。備忘録の良い所です。

 

 

朝から夕方まで一日中びっちり306は自分に付き合ってくれました。知らぬ間にA/Cがオンになっていて冷たい風を出してくれたり、窓の開閉は10回はやったと思いますがぐずる事はありませんでした。もちろん電動サンルーフも開閉してます。乗り降りは5回ほどやったでしょうか。再始動も問題なし。鍵も集中ロックが毎度動いていました。ブレーキの引きずりがあり盛大に鳴いてましたが、前に進むのだから不具合ではありません。駐車時にシフトノブが取れましたが、国産車だってそりゃ取れます。とにかくご機嫌ナナメになる事なく気持ちよく遊んでくれました。オーナーとこの子に感謝です。ありがとうございます。

この令和の時代にとても貴重な体験をさせて頂きました。この世界にこんなクルマが存在してくれて嬉しいですね。間違いなく名車だと思います。

 

以上、備忘までに。

 

追記。

306はスポーツカーなのか?と自問していたのでその辺も書いておきます。答えは強めのNo. 乗用車という訳でもなく常用車と言うのがしっくりきます。(故障云々は置いといて)

この付き合い易さが最近自分の求めるクルマ像になってきています。端的に言うとスーパーカーや高級車といった類、チューンドに振り過ぎた類のクルマは、好きではあるものの、欲しいとは思わなくなってきました。

 

理想を言えば、露天置きで洗車もたまにしかせず、近所のコンビニにサッと乗っていける、だけど走れば楽しいし回せば快音、目ん玉三角にしてタイヤを鳴かせるような事はせず気持ち良いペースで流せばそれに応えてくれ、長距離も身構える事なくこなせてしまう、そんなクルマが良いなと。その視点では、クラッチ蹴ってお尻ふりふりしたい時に応えてくれないのが残念なものの、(故障云々は置いといて)306はほぼ完璧です。

特に関西に来てからは、景色が美しいのでそんなにトバす必要がありません。岡山を走る時はむしろ制限速度を下回る事も多いです。40kph制限の道路を35kphくらいでゆったり流すのも珍しくはないです。後続車もほぼ居ないので邪魔にもならんですしね。正直、スポーツカーなるものが必要ではなくなってきました。景色を楽しむための走りと音が良いクルマが必要です。関西は峠道も豊富ですから、その際にはキビキビ走ってもらう必要はありますが、タイヤは鳴らしません。たまにクラッチ蹴りたい時がムラッと出てくるかもしれませんが、その程度です。そのくらいの付き合い方が出来るクルマが良いのです。(追記: それってただのGTカーやん?に対しては車幅や音の条件があってればYESです)

 

追加の追記: じゃお前の中のスポーツカーって何やねんという問いもありますよね。これがよく分からんのです。世の全ての車がスポーツカーに見える事もあるし、レーシングカーをスポーツカーと勘違いする事もある。定まってないんですね。強いて言うなら、オーナーが専らスポーツ走行する為に所有しているナンバー付きの一般的に手に入る市販車がスポーツカーかなと。専らスポーツ走行する為に、という気持ちの持ちようがポイントかと。ほなクルマ関係無いやんけ、とツッコまれればその通りですと答える他ありませんが…

追記の追記の追記: 内装を剥がしたくなるかどうかが境目かもしれません。実際の内装の有無は関係なく、「あぁ剥がしたい」と思えばスポーツカーかも。

 

どんなクルマも絶対に完璧にはならず、必ず利点の裏に隠れる欠点があります。光と影のように切り離せません。どの光を取ってどの影を認めるか、それがまた年齢や環境によって移ろいゆく。クルマは売ったり買ったりが簡単なのでまだマシですが、それでもやっぱり難しいですね。未来の自分がどんなクルマとの付き合い方をするのか楽しみでもあるので、今の状態をメモしておきます。

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