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2019年10月18日 (金)

ポルシェ 996 ~ 997 M96エンジン bore scoringの原因

毎度クルマ買ってから色々調べ始めちゃう私ですが、997も例に漏れず買ってから弱点を知りました。

ただ、弱点を調べようと思って知った訳ではなく、ポルシェの出自や背景を調べるうちに勝手に分かってしまったという方が正しいです。やはり水冷エンジンはポルシェの歴史の中で大きな意味を持ちますから、いろいろ論じられるコトが多いのかなと思います。今回はその悪名(?)高きM96エンジンについてです。M96.20(2.7紐スロ1996-)やM96.01/02(3.4紐スロ1998-99)とM96.03/04(3.4~3.6紐スロ2000-05)も一緒な気はしますが、とりあえずM96.05(3.6電スロ2005-08)とM97.01(3.8電スロ2005-08)がメインの話です。


とは言え日本では「あれが壊れたこれが壊れた」だけであまり根本を追求(追及?)する情報が無く、ポルシェに乗れば自ずと海外のフォーラムを彷徨う事になるかと思います。そもそも日本はポルシェの情報少なすぎますね、シルビアやロードスターは取捨選択が大変なほど多くの情報に溢れているのに寂しいもんです。


さてそんな中、どのフォーラムでも複数回出てくるバイブルのようなものがあります。
イギリスはマンチェスターのちょい北、ボルトンにあるHartech Automotiveが報告した、74ページにもわたる2012年の論文(みたいなもの)です。因みにフルコンのハルテックはHALTECH、こちらの読みはハーテックでしょうか?英語苦手なのでよく分かりませんが。

全体的にまるで日本人が書いたかのような冗長な文章が続くので、英語が苦手な私みたいな人は気合入れて読む必要があると思います(会社の休み時間で読んで逆に疲れました)が、きちんと故障原因を推測しておられました。
因みにその対象となる故障はタイトルにもある通りbore scoringです。シリンダー引っ掻き傷、所謂エンジンブローですね。シリンダとピストンどちらもブローします。皆さんご存知の通り右バンクの6番が一番死にやすく、4番5番も大体ダメってやつです。

余談ですが、水冷初期ポルシェはインタミが~等と言われ、これは設計ミスだと言われます。しかしこれについてはポルシェが年次改良を複数回入れており、2007~2008モデルの最終対策品ではほぼ問題は発生しないようです。つまり原因が特定されています。インタミを使う事自体が設計ミスという声もありますが、タフネス設計がしっかりしていて要求特性を満足しているなら、当時の事情を勘案すればコストダウン効果が光る妥当な設計だと思いますし、対策したんだからノーカンでしょという気もします(甘い?)。

今回話題にしているシリンダ傷は最後まで対策されずに、毎度エンジン交換となる有様。
結局991でやろうとしていたであろうクローズデッキ&左右非対称ヘッドを、997.2に前倒しとも見えるような形で採用し、それによって水冷初期エンジンは完全に黒歴史となって後味悪い終わり方をしている訳です。ちゃんと対策すりゃ良かったのに、対策するくらいなら作り直した方が楽だったんでしょうかね。つまり完全な設計ミスです。

さて件の原因とやら。
ざっくり言うと
①ピストンスラスト力に対してオイルジェットの位置と角度が右バンクには厳しい

②クーラントの流し方と流路径が悪く右バンク側及び6番側が高温になる、サーモの全開も遅い(99℃全開)

かと。

他にもごちゃごちゃ書いてありましたが、はっきり言って①がキツすぎる。潤滑しようにも潤滑油量が乏しいんじゃどうしようもない。②は①が無ければ特に問題無いとも見えます。だってロードスターも一緒だもん・・(4番が冷えない)

でも日本語サイトで書かれるのは②ばっかりですね。①について実物写真を確認したわけではないんですが、たぶんクランクフォロワ横(ボクサーだから下)にあるピストン裏潤滑用のオイルジェットか、コンロッドビッグエンドのジェットか、もしくはその双方を指しているのかと思います。
進行方向右ネジ回転のボクサーは必然的に右バンクが厳しくなるのは自明ですが、オイルジェットを上に置いてない(置けない?)というのはちょっと盲点でした。

空冷では上側にオイルジェットがあるらしく、bore scoringは起こりづらいらしいです。また、空冷は冷却風が上に当たるから更に良いんだ、と。それによって熱膨張様態は理想的だったとか何とか。

ざざーーっと流し読みしただけなので合ってるか分かりませんか、ざっくりそんなような事が書いてあるかと思います。訂正補足あればぜひ頂きたいところです。

ひとまず私の中では結構納得がいきました。
オープンデッキのアルミエンジンでカチ割りコンロッドでカネが掛かってねぇとかそんな事を聞きたい訳ではなく(実際カネは掛かってない量産エンジンだし)、なぜ優秀なアルシルシリンダーがブローするのよって所を知りたかったので。
いかなアルシル材とは言え、いかなモリブデン照射スカートとは言え、オイルが無いなら仕方ないわけで。(あ、たまにM96もニカジルだという説明している日本語サイトがありますが違いますよね、ロカシルなのかアルシルなのかはこれからちょっと調べます)

そういう言い方をしてる情報源ってほぼ無いと思います。私の検索能力が低いだけかもしれませんが、オイルジェットがしょぼいんだよと書いてあるところは無いと思われます。それが本当かどうかは置いといて。ひとまずそれらしい原因が分かったので私は満足です。納車からもう1年経とうとしますがようやくです。こらから実物写真を見て構造を理解した上で納得していければと思ってます。

上記踏まえて我々が出来る事は、まぁほとんどないんですが、
a.エンジンスタート時はゆっくり(アクセルに触れない)
b.始動時補正が終わるまで回転を落とさない(動かさず暖気する)
c.適切なオイルを短いスパンで交換する(油温計をアテにしない、+5~10℃で酷使されているものと考える)
d.ちょい乗りをしない(油の水分を抜く)
e.中回転域を使う(ストライベックの左側に居ないようにする)
f.渋滞や都市部などを避ける(アイドルとストップ&ゴーしない)
くらいでしょうか。
まぁこんなの車好きならみんなやってますよね・・・少なくとも私は全てやってます。関東に住むとf.が難しいですけどね。

よく言われる長期間放置からのドライスタートは、おそらくそれほど気にしなくて良いかと思います。
前回のドライブで少ないながらもシリンダに油を塗っておけば良いかと。駐車場でアイドルしまくってからエンジン止めてたりすると良くないかも?しれませんね。いうほど関係無さそうですが。

といったところですかね。
別に明日から何か車の触り方を変えるわけではないですが、いろいろ勉強させてくれたポルシェに感謝です。

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