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2011年12月14日 (水)

VIGOREの真相 (VIGORE レストア part6)

本当かどうかは知りません。

さて、前回の乗車インプレからようやくこの記事が来ました。

直接ビゴーレに行ってこのフレームを見せてきました。その報告記事となります。
毎週末走ってるもんで、なかなかビゴーレに行く機会が無かったですよね。寒くなってきてやっと「夕方から走るのはキツそうだな、ビゴーレ行くか」となった次第。今はもう昼間じゃないと体がなかなか・・・

このビゴーレもtimeペダルを装備し、リアタイヤをユッチンソンのTEMP1に。
Img_1680

TEMP1はこのフレームに付属していたものです。大丈夫かしら・・・と思ったけども、結構しっかりしてました。完全なる練習用タイヤで、なかなか好感触。普通のタイヤですね。


それは良いとして、前々からこのビゴーレは本当にビゴーレか?と言っていたと思います。なんたってこれ、ステッカーでビゴーレって貼ってあるだけですからね。BB裏の刻印もなんだか嘘くさい(量産品っぽい桁数です)。
しかしこんなサイズのホリゾンですから、これはオーダーだろう、ということでビゴーレかもしれないと。そう思い続けていました。

で、店に実際に行って見せました。

私「これって本当にビゴーレですか?」
おっちゃん「違うね」
私「あぁやっぱりそうですか」

ものの見事に撃沈です。でしょうなぁ。

詳しくはこのフレームの時代性と、このステッカーが重要になります。
Img_1685
このステッカーはキヨセサイクルというお店で売られていたという証拠。フレームをくれた教授もそう言っていたし、間違いないです。

そして聞いてみると、この時代ってのは、厳密なアレが無かったらしいです。アレですアレ。ほら、私が勝手にDEROSAって貼ったり、藤原氏が勝手にBIANCHIって貼ったり。そういうアレですわ。
これ、個人レベルでやるぶんには問題無いんですけど、この時代はこういうアレな行為をお店がやっていたんだそうな(笑)

お店の名前出しちゃって大丈夫かなと思いましたが、もう2,30年前の話ですし、十分時効かなと。ってかそういう時代だったわけで。しゃーないんですわ。

つまり、このフレームはそこらの量産品だそうな。
しっかしラグレスとラグを混合させる量産品とは・・・

ただこれも時代性だそうで。この時代は、本当にビルダーが腐るほどあったそうな。例えば三◯勝とかZUNO◯とかの有名フレームだって、腐るほどあった下請けのお陰で成り立っていたんだとか。具体的には、「バック屋さん」なるものがあったんですと。後三角だけ作って納品する下請けが。

これって今でもやってますよね。dedaのバックもあるし、columbusのバックもある。海外サイトを漁ればわかりますが、確か3万~5万くらいであります。これをエポキシで前三角とくっつけたフレームが10万超えるわけです。ははぁ、なるほどと。3~5万で採算ベースなんですから、ね、まぁ、そういう感じです。

昔もそういう感じだったんですって。バックがシート集合の下にラグレスでついてるようなものは、ポン付けの可能性が無きにしもあらず、な感じです。それを隠すためにわざと「そういうモデルだ」としているところもあるような気がしますが、まぁ気のせいでしょう。


背景はそんな感じ。
だとしても気に食わないことがある。このサイズでホリゾンっておかしくないか!?と。

しかしこれも時代性だそうな。
つまり。私いろいろ議論してましたよね?このハンガー下がりはウンタラカンタラ・・・と。もしかして面白いフレームなんじゃないの!?ってテンション上がってましたよね。

実は今回のビゴーレ訪問でショックだったのはこの一点だけなんです。凄くショックだった。偽物とかどうでも良い。ここがキツかった。

このフレーム、「ホイールベース確保のためにリアセンターを伸ばし、落ちた反応性を補うためにBBを上げた」のでは無いんじゃないかと。
すなわち、「ホリゾンを保つためにBBを上げただけ」のフレームじゃないのかと。(結構強い口調で言われていたので、ビルダーの目からしたらほぼ確定なんでしょう)

いやーショックでしたねー
そんなこと全然考えてなかった。これっぽっちも。

そんなんアリですか?と聞くと、「客のニーズに応えたんでしょ?やっぱりお客さんはホリゾンタルが欲しいですから」とのこと。
※BB-CTトップの距離の上限が決まっているため。私のポジションのフレームを眺めても理解できないと思います。

ええーまじですかー
ありですかそれー
うそでしょー

まぁ、そんな感じらしいです。もちろん真相はわかりませんよ?もしかしたらちゃんと考えられていたのかもしれないし。わかりません。
しかし、このジオメトリの作り方は、私の論でも可能であることはもちろん、ビゴーレさんの論でも可能なんですよね。うーむ。。

いやぁ、ショックでした。


この話、オフレコとか言われてないので出して大丈夫・・・なはず、、ですが、いろいろと怖いので補足しておきましょう。
このフレームが作られた時代は、ビゴーレさんもキヨセさんも人が違います。一つ上の世代です。したがって現在の該当店舗とこのお話とは全く関係がありません。百歩譲って関係あったとしても、時代がしたことです。時代がやったんじゃあ仕方ない。とにかく、絶対に先方にご迷惑をかけないよう宜しくお願い致します。

ではまた。

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05.ロード考」カテゴリの記事

コメント

今回のこの内容
当然今でも存在するでしょうが 雑誌に載る様なフレーム製作所より
街中の倉庫や工場で 一般車のフレームを作っている所の方が
圧倒的に多いでしょう

近頃は皆の目が肥えてきたので街工場の一般車を作っている
職人さんにフレームを作らせ 自社ブランドのシールを貼るなんて
事はしないと思いますが この様な事は

30年前なら当たり前の様に有りました 今まで婦人用自転車しか
作った事のない工場へ 材料を持ち込み ロードフレームを作らせる
最初はしっちゃかめっちゃかな フレームが出来てくるらしいです
それを バックの巾は何ミリだ とか教えて行くんですよ それで
何とかロードと呼べるフレームが出来上がる・・・ 当然最初は
ラグを綺麗に削るなんて 発想を持っていない職人さんですよ

こんなフレームを私は見てるし そこが廃業し 残った大量の
ラグなどが 知らない人が居ない位有名なフレームビルダーの
所に送られたとか さすがに何処へとは言えないな(笑)

私が今 普段の足がわりに使っている トラックフレーム
これなんかもその類じゃないかな 40年前の当時のトラックにしたら
珍しい楕円フォークにナベックスのラグ もうロードのノリだもんね
バックは115ミリ位 爪が10ミリスリットなので まだ125ミリなら
解るけど 全く知らずに作ったのかな? って想像してしまいます

しかしそんな自転車でも試合に出ていた時代 面白かったね

kinoさん

ははぁ、やはりそんな時代だったんですね。
ママチャリの工場がそこらにあったというだけでもちょっと今では驚きですが(笑)
しかしそういうところで徐々に作り上げていく・・・これは楽しいでしょうねぇ。乗る側が作る側に近いということは、やはり良いことだと思うのです。なにより面白く、そして楽しい。いやぁ、良い時代ですねぇ。

今はそういうのがありませんもんね。精度は上がったし技術も向上した、それは間違いないでしょうし、なによりモノとして良い物が出来ているのは明らかですが、乗る側と作る側の距離が昔とは比較になりません。いつの時代も良いところ悪いところがありますが、私は(経験したことありませんけど)昔の方が好きかなぁ(笑)

ロードのノリで作られた、しかもバック115のフレーム・・・そういうの大好きです。試行錯誤の途中なんでしょうか、やっぱりそういうのはワクワクしちゃいますね。

こんにちは。通りがかりのものです。
アレの件ですが、
たしか70年代の終わりから80年代にかけて頃、カタオカ、キヨセ、烏丸通りのアラカワの3つのショップで“VI GORE”のブランドを共用していた時期があります。
カタオカのロードフレーム(K製作所製)とは別に、おもにランドナーなどの廉価なクラスのフレームを共同生産することでコストを下げることができたということです。先代から伺った話です。
ちょっと気になりましたので一言書きました。

通りがかりのものさん

情報ありがとうございます。
私が聞いた話の通りですね。その三店でやってたと。ランドナーだけじゃなく、私のこれみたいな一般廉価スポーツ車もシール貼っつけてやってたとか。

80年代でこれは辞めたんですかねぇ。90年代からはちゃんとしてる…?
そう言えば現在のようなOEMを開始した年代はいつなんでしょうかねぇ。今の店主も昔は火を入れてたと聞きますし、結構最近なのかな?また単にOEMの時代と言っても、昔のと今のはちょっと違うとか聞きました。
色々と謎がありますね(笑)

1976年製の35年物のVigore madeby Kiyose のロードレーサを今だに愛用しています。京都出身の先輩の伝で学生時代に手に入れました。
3社で同じブランドでやっていたこと、通りがかりのものさんのいわれているとおりと思います。当時の先輩がそういっていましたので。
ラグ周りの細工はDeRosaより綺麗といわれていました。またラグレスもやっていてこっちも綺麗でしたよ。
京都のお店には行ったことが無いのですが、一度行ってみたいものです。

おじんライダーさん

なるほど、ではこの話はやはり事実なんでしょうね。面白い時代があったんですねぇ。

>ラグ周りの細工はDeRosaより綺麗
これは初耳です、昔のビゴーレは良いものだったんですねぇ。今のはもうビゴーレじゃないので「昔の」という呼称はおかしいかもしれませんが。

京都のビゴーレ、現在の店主さんがいろいろお話ししてくださいます。パイプの出元とかも教えてくださって、なかなか楽しい時間が過ごせました。今のはもうビゴーレじゃない、と書きましたが、本当は今もビゴーレをやりたいんじゃないかなぁ・・・と思うような喋り口でした。

初めまして。
この記事は有り難かったです。
何故なら、つい先日までVigoreと書かれたステッカーの貼ってあるMTBを持っていたから。
フレームのボトム、BB周りにかんぱにょーろ れこーど ってステッカーも貼ってあって。
MTBにカンパニョーロ レコードもおかしいのですが、まあお愛想でしょうか。

真相が判りました。ス●ー●サイ●●ア●カ●という店で1992頃買ったんですが
当時高校の同級生の一部が偽物だとかバッタもんとか言っていたので
どうやら嘘ではなかったようですね。

でも、それほど悪いフレームではなかったし、今まで十分に働いてくれたので良しとします。
無償で差し上げ、新しいオーナーの元に巣立って行きました。
自転車職人の狭い狭い世界に、色々裏事情があることを知り面白いと思いました。
今後もこのような記事を楽しみにしております。では。

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