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2011年9月25日 (日)

shimano FH-7403 DURA-ACE ハブHUB 分解・整備 Disassembly&Maintenance

お待たせしました。

この記事を待っていた人も多いことでしょうw
ベタ褒めしたFH-7403の分解整備です。kinoさんは未整備状態で譲ってくださいましたが、kinoさん自身も中を見たいとおっしゃっていたので、ちょうど良い記事になるかと。

まずはバラっと。
Img_1221
ここの手順は記載不要でしょう。

見て頂きたいのはやっぱりココ。
Img_1210 Img_1211

いやー、美しいですね。やっぱりduraやなぁと思います。今みたいなミラーフィニッシュじゃないけど、綺麗やなぁと思います。
ほんで、丁度良い機会なのでフリーも分解してみたいと思います。以前フリー分解を諦めた記事がありましたが、7403は現行と違って非常に分解しやすいです。
今のshimanoは見習ってくれないかなー、なんて。やっぱりメカは分解できてナンボやと思います。

使うのはコレ。
Img_1105 Img_1106

写真は別のホイールです。工具を見てください。
shimanoが出してるTL-FW03というボスフリー外しです。現在は生産終了となっています。(友の会の田代さんから頂きました)

これがあれば、現行のshimanoハブも本気を出せばフリーの分解ができます。かなり本気出さないと無理ですが。(ちなみに画像の56ハブは無理でした)

開けてみるとこんな感じ。
Img_1212 Img_1214 Img_1213

ここの構造は現行とほとんど変わりませんね。予想では爪が3本くらいあるんじゃないかと思ってたんですが、やっぱりshimano方式の非対称2本爪。shimanoさんは何を考えてこうしてるんでしょうか。何か意図があるんでしょうね。

で、これをやる時の注意ですが、フリーを外せば大量のベアリングボールが落ちてきます。これが非常に面倒なので、あらかじめ磁石等を用意しておくと良いでしょう。

強力な磁石を使うと、ボールが磁気を帯びます。これを嫌う方もありますね。
そうなった場合は、熱消磁をしましょう。このとき帯びている磁気はIRM(等温残留磁化)もしくはVRM(粘性残留磁化)です。
キュリー点まで熱すること無く消磁が可能でしょう。たぶんね。私は金属の磁気はよくわからないので確信は持てません。

また、ステンボールの場合は熱すると変態する可能性があります。まぁかなりの高温じゃないとありえませんが。クロムボールについてもアニールになりかねませんし、熱消磁をする時はここらへんをよく調べてやる必要がありますね。

私は材料系にも疎いので、実際どうなのか知りません。(そもそも酸化雰囲気で焼いて良いのか?ww)


ほんじゃま、構造もわかったことですし、組み立てていきましょうか。
Img_1216
エイヤッと。こういう作業も、最初は難しいんですけど、慣れてきたら楽勝です。
一度ヘッドセットのベアリングをバラすとスキルが身につきます(笑)
とくにヘッドセットのニコイチを経験すると馬鹿みたいにスキルがつきます。オススメは全くしませんが。

ちなみに使ったグリスはこちら。
Img_1227
ACORのバイクグリスです。粘度が低いのでアレかなーと思いましたが、悪いグリスじゃないです。もうちょっと粘度があっても良いかも。手で回すとすこぶる調子の良い回転を見せますが、実走行が心配です。

また、ベアリングボールを並べる作業では、写真のマイナスドライバーと、このピンセット
Img_1226
を使うと良いかと。グリスの塗布はシリンジでやるのも良いですが、私はマイナスドライバーでやる派です。

そして上のベアリングボール並べ。
Img_1218
あれ、足りない。
はい、これはよくあるパターンですね。床のどっかに転がってるパターンのアレです。2週間後くらいに脚で踏んづけて「ここにあったかー!」となるアレです。

そんな時はストックを。
Img_1217
あるフリーホイールをバラした時の残骸です。サイズが同じでした。

ほんじゃハブベアリングを同じようにやっていきましょう。
Img_1228
これはもう慣れっこです。shimanoハブは初心者の頃トチ狂ったようにメンテしまくってましたから。

あ、そうそう、実はハブベアリングも一個無くなってました。組み上げた後に床から出てきましたが。
こんな時も落ち着いて在庫を確認します。
Img_1223
いつぞやか舟辺さんで買ってた在庫ボールが
Img_1224
見事活躍してくれました。

そんなこんなで完成。
ちょうど良い機会なのでスプロケも12-25にしましょう。
Img_1229
画像に見えてる毛モジャ(って名前で良いの?w)もkinoさんより。写真に映ってる太いのはあまり使わないですね。一番細いのをよく使います。
shimanoスプロケは下数段が一体成形(もちろん本気出せばバラせる)ですから、こういう掃除道具があると便利ですね。

しかーし!
一つ問題が。

11Tトップだと普通に使えるんですが、12Tトップだとロックリングが噛みすぎてダストシールと干渉します。
もしかしたら年式の差かも知れません。11Tトップは56ですが、12Tトップは67です。グレードも年式も違う。ここらへんが問題かも知れません。
もしくは単純に12Tトップのロックリングが駄目なのか。もしくはkcncのロックリングが駄目なのか。原因はわかりません。

しかし、、うぬぅ・・・74のダストシールは非常に素晴らしい機構(後述)なのに・・・!勿体無いがっ・・・仕方なくっ・・・
Img_1230
外します・・orz

ただ何もナシってのは流石にアレなので、こいつを使います。
Img_1231
ウレタンスポンジのようなサムシング。これが素晴らしい!(これは田代さんのアイデア)
真ん中に穴開けてシャフトに突っ込めば
Img_1232
こんな風になるんですよー
良いアイデアでしょうこれ。74みたいにシールがしっかりしてるハブ等は、今回のような場合を除きこんなことする必要が無いんですが、問題は低グレードのハブですよ。
ティアグラハブとかマルゴハブくらいだとダストシールが駄目駄目でしょう。
こいつは防水機構にはなりませんが、防塵機構にはなります。低グレードのハブはこれでOKじゃないですかね。

というわけで、分解整備完了です。

以下うんちく。

この74ハブ、やっぱり良いものですよ。
shimanoハブは日本の気候を考えている、なんて言われます。防水機構にそれがよく現れると思います。上ではダストシールなんて取っ払え、みたいな感じで書いてますが、裏を返せば低グレードでも回転を殺しながらもしっかり防水してるってことです。

もちろん、ダストシールによる抵抗なんて微々たるもんです。でもあそこまで回転を殺すってのは凄い措置だと思います。
BBなんかも良い例です。2重シールですよ。接触型なんて生ぬるいもんじゃなくて、押し当てて擦ってる状態です。まぁ雨には強いでしょうなぁ。

そんなこんなでこの74ハブも防水機構が素晴らしいです。単にゴムの弾性を利用した圧迫式のゴムシールなんですけどね。組みあがったハブにディグリーザーをぶっかけまくっても、そんなに侵入しないんですよ。ディグリーザーなんてものは浸透性が非常に高いですから、しょぼいハブだとガンガン中に入っていくんです。

「そんなん他のも一緒じゃい」って話ですが、やっぱり74の違うところは回転を殺してないところだと思うんです。ゴムの形状が工夫されてましてね、回転を殺さないようにしながら、高い防水性能を誇っている。素晴らしいことです。
ここが一番違うんじゃないのかな。たぶん。
だから私はこの防水機構を取ってしまうことを残念に思ったのです。でも12Tトップは使いたいし、泣く泣く外しちゃいました。

あと玉あたり。
間違いなくduraです。調整しやす過ぎ。ティアグラとかマルゴには絶対有り得ない気持ちよさ。

私は最近の「非常に小さい負荷でも動くベアリング」があまり好きではありません。最近のシールドベアリングは本当によくコロコロと回ります。手で回すぶんにはほとんど0に近い抵抗ですもんね。

でもやっぱり私が好きなのはduraみたいな「ヌルヌル」と動くベアリング。抵抗自体も大きくは無いんですよ。とりあえず「ヌルヌル」と回るんです。
シールドベアリングでも日本製じゃないものでグリスが馴染んでないものは「ヌルヌル」と動きますが、何か違います。人間だったらすぐわかる程度の違いがあります。
こればっかりは言葉で伝えられないですね。感触で判断してますから。でもわかる人はわかってくれると思います。

そしてフリー。
やっぱり良質です。2本爪なのには少々驚きました。あのノッチ数にして2本爪・・・正直考えられません。
36ノッチ以上は4爪にしたり、6爪にしたりするんです。4爪のフル稼働もありますが、2爪×2の稼働をするものもあります。6爪の場合は十中八九が3爪×2の稼働です。

それが74は2爪です。ノッチ数は42だったか48だったか忘れましたが、とにかく多ノッチなんです。それで2爪です。単純にすげー・・って思いました。
いや、もちろん2爪でも多ノッチは可能ですよ。でもその条件であそこまで上質な質感を出すのって難しいよね、って話で。感服しました。

問題は重量。
アルミを多用する気がさらさら無い硬派なハブです。そら400g弱になりますわ。ここらへんは最近のduraハブが凄いなって思います。アルミを使うのって勇気が要ると思うんですよ。よーやりますわ。

まぁそんなこんなで、凄いハブだなと感心するわけです。
こういうハブも一つくらい手元にあると、なんだか幸せな気分になりますね。kinoさんありがとうございます。

ではまた。

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04.ホイール考」カテゴリの記事

コメント

すごいですねえ74
まあフルセットで持ってるんですけど(自慢)
しかしそんなに素晴らしい物だったとは
やっぱbbとかもすごいんでしょうねえ

74Duraハブの分解記事、特にフリーの部分、興味深く読ませていただきました。
先日、74Duraの分解をしたのですが、ロックリングの固着で2週間近くもがきました。
ハブスパナ+延長パイプの大トルクでようやく外れました(疲れた)。
フリーは工具もスキルもないし異常もなさそうなのでそのままです。
いつかは分解してみたいのですが・・。
74は美しいハブで、磨いたら本当にピカピカになるし、内部も丁寧な加工。
このハブのためだけに自転車本体をレストアしようと決めたほどです。
ありがとうございました。

ヌルヌルいいですよね(笑)
僕は安モンしか触った事ないですが、、。

GOKISOのハブが欲しい、、、。

おはようございます
このハブは私の友人で 世界選手権の候補にもなった
元選手が使っていたものを私が引き上げてきました
まあ 自分で分解整備をする様な人ではないので
使いっ放しだったハブだと思います でも気持の良い
玉当りをしていましたね

このフリーの爪って大きいですね ちょっと驚きです
7400時代のデュラ 私の手元にも一式有ったのですが
今使っているのはブレーキ本体だけです SPDペダルが
何故か有るのですが これもこのハブと良く似た玉当りを
しています

Tatさん

もちろん最近のduraも凄いんですけどね。
ただ、こんな古いものがこのレベルだったというのが驚きです。気合入ってますよ(笑)

BBはどうなんでしょうねぇ、この調子だと良いものだとは思うんですが、shimanoはたまにアホかますので、実際触ってみないとわからないですねぇ。

BORO-TANGEさん

あ、私の個体も同じでしたよ。ロックリングを外すだけでかなり苦労しました。もしかしたらそういう処理がしてあるのかもしれませんね。今のフリーを見ればわかりますが、shimanoってそういうところがあるので・・・

このフリーについですが、工具はラジペンでも代用可能ですよ。スキルもむちゃくちゃ必要なわけではありません。うーん、どんだけ苦戦しても30分あればどうにかなると思います。
お時間ある時に一度やられてみると面白いかも。

きょんぺいさん

私も昔はスルスル系を目指してアホなことをいっぱいやってたんですけどね。今はもっぱらヌルヌルが好きです。やっぱ良いものだと思います。

新品のDT240Sと新品のduraを触ってみると違いがわかると思いますよ。どちらも回転が重いんですけど、質が違います。これはわかりやすいと思います。
GOKISOは私もまだ触ったことありませんが、こちらはスルスル系だと予想しています。日本の最高級の変態が選んだシールドベアリングですからね。実際どうかわかりませんが、おそらくスルスル系じゃないかと思ってます。

kinoさん

素晴らしい経歴のお方が使われていたのですね。私なんかが使って良いんでしょうか、、恐縮です。。

このフリーの爪、おっしゃる通り大きいですね。ここらへんが良さの秘密かもしれません。
なんにせよ、質の良さを感じました。SPDペダルも同様とは・・おそろしや74dura。

しかし素晴らしいハブです。本当にありがとうございます。

ロックリングの件ですが、確か11Tと12Tでそれぞれ専用のがあったような気がします。(あくまでも記憶ですが)

FH-7403、いいパーツですよね。わたしもかき集めて使ってます(^_^;
もうフリーボディの保守パーツも入手出来なくなっちゃったので、いまのうちに
オークションで探すしかないですねぇ。

たかはしさん

11Tと12Tで形状が違うのは今も同じですが、昔はそれとはまた違ったレベルでの変化があったんですかね。興味深い。察するに、おそらく12Tの方は現在より雄の部分が短いんでしょうね。

個人的にはこのハブ、フリーが特に傑作だと思っています。
フリーのためだけにハブごと買っても良いかなと。オークション頼みですねぇ。

初めまして。
今回の記事、興味深く読ませて頂きました。
さて、わたしもFH7403を所有しておりますが、ロックリングの締め過ぎでフリーボディの先端が割れてしまいました。FH7403のフリーボディは既に入手不可であり、今はボンドでロックリングを固定しております(いつ外れるか冷や冷やしながら乗っています)。
この記事を見て思ったのですが、フリーボディの形状がFH7403のオリジナルとは違いますね。
ネットで見たり、専門店に問い合わせたりしたのですが、FH7403はオリジナルのフリーボディ以外は接続できないと言う事でした。
何らかの方法で、FH7403に現在入手可能なシマノ(できればDURA ACE)のフリーボディが付くのであれば、ご教授いただけないでしょうか?
よろしくお願いします。

rijumapapsさん

むむっ!これ純正だと思っていたのですが・・・他のFH-7403と見比べても同一に見えるのですが。非純正だとしたらどこのフリーなんだろう・・・

非純正のフリーボディを付ける、これは台座の形状を忘れてしまったので定かではありませんが、工夫次第で出来るんじゃないかと思っています。恐らくこのラチェットパウルがある部分が何かしらの方法で取り外せると思います(分解図的にも可能なはず)。あとは台座の形状が現行と違うかもしれませんが、削るなりパテ成形するなりして合わせてやれば、ニコイチ可能ではないかと。フィクスドボルトの径が違ったりするとそれだけでアウトですが・・・
形状を見る限り、duraならば恐らくFH-7700あたりのフリーボディが最も合いそうではあるんですが、どうもこれはパテ成形をする方向になりそうな感じなんですね。このときトルクは全てこの成形した部分で受けますから、かなり高強度のパテを使う必要があると思います。それだけ強いパテはブレニーのGM8300あたりしか私は知りませんが、これで持つかどうか・・・

いずれにせよ、ちょっと一筋縄では行かなさそうです。ヤフオク等でFH-7403を買って部品取りするのが現実的ですね。

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