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2010年5月11日 (火)

AMERICAN CLASSIC ハブ 分解整備

耐久性の無さで有名なアメクラ!リコールもお手のものです!

前回の続きになります。

38mmカーボンディープのアメクラハブを分解整備してみました。これはホイールが届いた瞬間にした作業です。私は出荷状態のハブを使うことがありません。必ず分解整備をします。

とは言っても、アメクラはなかなか良いシールドベアリングを使ってますから、フリーの整備になりますね。シールドベアリングを分解整備するのは、もう少し使ってみてからです。

※追記:現在はそんなことしてません。大人しく新しいベアリングを買ってます。

まずは全体ビューから。
100_0064

綺麗ですね。このハブ、一番評価すべきところは軽さではなくフランジ径です。確かに210g~220g程度という重量は確かに軽量ですが、そんなことはどうでも良いんです。このラージハブというのがアメクラの肝。ラージでなければ存在意義は無いと私は考えます。

ラージであることの意味は、スポーク長とスポーク角と駆動スポーク角への影響にあります。ラージであればスポークは短くなり、シャフト平面でのスポーク角は深くなり、駆動スポーク角も深くなります。したがって、縦剛性、横剛性、駆動剛性、全てがスモールハブに対して向上します。

※追記:もちろんデメリットもあります。書くの面倒なんで書きませんが、まぁそこまで問題無いんじゃないかなーなんて思ってます。だから私はラージ信者です。

これでベアリングの径も大きくしてくれたら文句無しなんですけどね。カップコーンベアリングで径の大きなものを使ってくれると非常に助かります。(自転車のベアリングは環境に対して小さすぎるという意見もあるくらいです)
※追記:色々バラしてわかりましたが、アメクラのベアリング径は十分大きい分類になります。シャフトも太い分類になります。現段階では最高のハブでは無いでしょうか。


さて、薀蓄はこのくらいにして、分解を進めましょう。
まずはシャフトを抜くことから。ボルトを緩めていきます。見たらわかりますが、ここはshimano方式ですね。
100_0066

これでシャフトが抜けます。
100_0067

ここでフリーとご対面。
100_0068


さて、これがいわゆるリコールフリーなわけです。アメクラは数回リコールを受けていますが、そのうちの一つにフリーのリコールがあります。

このフリーのシステムを解説してくれているブログ様が見当たりませんでしたので、当ブログで紹介しておきましょう。

まず、画像検索でよく出てくるこの画像をば。
100_0072

これを見ると、まるでこの6つの爪がラチェットのように見えますよね?
私もそう思ってました。しかしこれが違うんです。それどころか、これは“開放状態”なのです。

実は、フリーボディにはこんな爪があって、
100_0070

ハブボディ側がこうなることで、
100_0071

爪が噛み合って“駆動状態”となるのです。
すなわち、6つの爪はラチェットではないんですね。ラチェット機構に関与しないんですよ。

ラチェット機構に関与しているのは実はこいつ↓
100_0070_2100_0072_2

なんと、ただの針金がラチェットなのです!
これが“開放状態”から“駆動状態”へ移行するキッカケを作るのです。針金が溝に当たれば下の円盤が動き、6つの爪は“駆動状態”に移行するのです。

ある意味合理的で、ある意味チープなシステムです。

合理的であると判断できる点は次のような点です。すなわち、針金はキッカケ作りに徹するため、強度が必要なく、しかも駆動力を受け止める剛性を引き受ける爪は6つに出来、さらにその爪のラチェット機構による疲弊を完全に無くすことが出来る点。ここは合理的です。

チープであると判断できる点は、強度が必要無いとは言っても、針金があまりにも低強度かつ低精度であること。システム全体を見渡せば十分なのかも知れませんが、やはりキッカケになるものがあのような精度で良いのかと心配になります。

総合的に見て、合理的なシステムではあるんですけどね。
あと、五月蝿いラチェット音が好きな方にはオススメできません。どう改造してもラチェット音は五月蝿くなりません。何故なら、ラチェットシステムを担うのは針金だからです。そりゃどう頑張っても音は出ませんよ。

ま、そんなこんなで落胆しながら次の整備に移ります。

通常の、すなわち一般ユーザーが使うハブには防水機構があります。しかし私は一般ユーザーの分類じゃないと思います。多分。防水機構=ただの抵抗、メンテしろよ、なんて思っちゃいます。

私は一日に150km以上走るようなレースには出ませんし、雨の日にこのホイールを履くつもりはありません。すなわち、防水機構なんて要りません。かなり頻繁に整備もしますしね。

※追記:京都に来て考え方が変わりました。防水機構は大事ですね。今はかなり重要視してます。

ってなわけで、このシールを
100_0073

削って、
100_0074

フリーボディとの抵抗を無くしました。
100_0075

このシールを取り外しても良いんですが、それだと6つの爪が完全に露出してしまうのです。それでは防塵機構が全く無しということになってしまう。さすがの私もそんな改造はしません。
水なんてどーでも良いんです。雨の日しか関係ありませんから。しかし砂塵は違う。普通に走れば砂塵は舞い上がります。これを爪が噛んだらどうなるか。そしてどの程度爪が噛みやすいか。

これはチェーンを見ればわかるでしょう。一日走れば0.5mm~1mmの砂粒が多数ついていることくらいザラです。そんな砂粒が舞い上がるくらいです。チェーンの留塵性能を考えれば、1mm~3mm程度の砂粒が舞って当然でしょう。それは非常にマズい。

だから私は防塵性能についてはかなり気にします。これについては過去の記事を参照して下さればよくわかると思います。

しかしながら、防水性能は取っ払います。すると、そんな改造を見て「こいつアホじゃないの?」という輩が居ますが、私はちゃんと構造を理解してやってますし、メンテもしっかりします。実験用ホイールで多数の実験もしてますから、金属がどの程度で疲弊するかについても、ある程度ではありますが一応知っています。
アホと言う輩は、ノングリスのベアリングが何kmで焼きつくのか、ノングリスのフリーラチェットがどのくらい持つのか、しっかり把握して言っているのでしょうか。アホと言うのは、私がハブを壊してからにしてもらいたい。

※追記:実際アホだと思います。

ま、そうでなくてもアメクラのハブは1年持たないと言われていますがね。特にフロントは客観的に見てもすぐに死にそうです。
なんと言ってもベアリングの径が小さすぎる。あれは確実にミニチュアベアリングと呼ばれる分類。直径がおよそ10mmですからね。おおこわいこわい。


そんなこんなでアメクラハブ分解整備記事、アメクラフリーの作動機構が皆さんに伝われば嬉しいです。
ではまた。

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04.ホイール考」カテゴリの記事

コメント

面白いフリーの構造ですね 確かにきっかけ作りのパーツと言えど
ここが肝には違いないですから もう少し材質を向上させたら良いのにね

このホイール 欲しくなってきました また相談させて頂くかも分りません
これ 今、組んでいるロードに使いたいな・・・

130ミリ巾のチューブラ用のホイールが無いので 何か組もうかと思っていたのですが これいいな~

kinoさん まいどです。

材質もですが、構造自体をもう少し改善して欲しいですね。「駆動爪をラチェットに関与させない」という基本構造自体は非常に素晴らしいシステムだと思うのですが、キッカケのシステムをもう少しマシなものにして欲しいです。個人的には、このキッカケシステムをスターラチェットにするとかリングドライブにするとかして欲しいのですが、しかしながらこれらのシステムはキッカケにしてはオーバースペックなんですよね。それだと意味が無い。難しいです。

ふふ、kinoさんも“アヤシイ”ホイールに興味がありますか(ニヤリ
ヤフオクに定期的に出品されていますので、常に探しておくと良いかも知れません。価格帯は50k~55k程度です。60k~70kのホイール(おそらくswordfishかgrazie)もありますが、最近は値上がりしてますのであまりオススメできません。狙うならやはり50k~55kです。

もしくは糞栗(つまりサイクリー)という手もあります。こちらは自転車業者と謳っていますが、その実は無知な人が商売しているものですから、「モノや状態の割に合わない価格」というのが存在します。これは高い場合も安い場合もあります。これの安い場合を探すのです。
私はいつもそれで得をさせて頂いています。明らかに高価なものが馬鹿みたいな安値で売ってあったりしますからね。酷い時はモノの名前すら間違えて記載していることもありますからね。悪い言い方をすればカモです。
そこを狙うと良いかも知れません。

また何かありましたらお気軽にご相談ください。多分あけおす会長も一緒に答えてくれることでしょう(笑)
では。

はじめまして、神奈川で大学生やってます^^;
こんなフリーの構造もあるんですねeye

元々整備は好きだったんですが、このブログを見てベアリングの整備にも手を出し始めました。
たまに質問とかさせてもらうかもしれないのでよろしくお願いします><

丼さん はじめまして、コメントありがとうございます。

このフリーには私も驚きました。非常に合理的です。
他にもスターラチェット(DT)やリングドライブ(King)なんかも面白いシステムです。私が書いている分だと、tuneのMag(磁気フリー)なんかも面白いですよ。

元々整備好きだった人間がベアリングに手を出し始めると、大変なことになりますよ(笑)
すぐに私のようになるでしょうw

質問は喜んでお答えしますが、整備好きと言う丼さんなら自分で解決しちゃうかも知れませんね。
かく言う私も根っからの整備好き機材マニア、人に何かを聞くことはほとんどありませんでした。
質問と言うより、「これで良いと思います?」等、確認のために私を使って頂くと良いかも知れませんね。

いやはや、楽しい楽しい整備地獄へようこそ(笑)

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